小説感想 「骨といっしょの異世界生活 第01巻」

 

骨といっしょの異世界生活 1 (GCノベルズ)

骨といっしょの異世界生活 1 (GCノベルズ)

 

先週に続き読んだのが、「小説家になろう」で連載していたものが書籍化した小説 である「骨といっしょの異世界生活 第01巻」。

 

ネットゲームが好きな若者が、気がついたら自分のやっていたネットゲームのNPCに憑依してしまったところから物語は始まる。

その世界は【加護】という独自のシステムがあり、主人公もその加護を受けることができたが、それは、はずれと言われている加護である【彫刻家】【錬金術師】【死霊使い】であった。

 そのため、衛兵という職を追われ、冒険者となって暮らしていくことを迫られる事となる。

ネットゲームの知識を活かしつつ、加護を使いこなして生きていくことができるのか…!というお話。

 

絵も好みだし、題名にあるようにスケルトンを使いこなして冒険者として頑張っていくのは、他の本にない感じだったので面白かった。

しかし、全体的に見ると自分の好みとは合わなかった。

 

・一人称でやっているからか、説明や描写が少ない。読者の想像に頼っている部分が多い

・人間の敵が出て来るが、策略パートがあまりに短すぎたため、あまり頭が良くなく見えるせいで、全く魅力がない(そしてあっさり退場)

・ストーリー展開が早すぎて、キャラに愛着が持てないまま話が進んでいく

・主人公が何をしたいのかわからないまま話が進むので感情移入しにくい(ゲームの中に入っているのに葛藤が全くないし、理由も説明されない)

 

メインヒロインが出る前までを1巻にして、じっくりと加護を使いこなすための巻にしてくれればもっと面白かったのにな―と思う、惜しい本だった。

Web版は話が全く違うらしいので、この後に読んでみたいと思う。