小説感想 「破壊の御子 第02巻」

 

破壊の御子 2

破壊の御子 2

 

 

「破壊の御子」の2巻。

前巻では、主人公・木崎蒼馬が獣人族ゾアンを人間の軍隊の侵略から守ったところで終わった。

 今巻では、一つの部族だけでなく、他の部族・種族を巻き込みながら、人間の砦や町を攻略していこうとする。

獣人族の一部族だけの戦いだったところから、獣人族全体の話になり、他種族を巻き込み、世界に対する戦いを挑んでいこう、という流れを描いている。

 

今巻でも、背景の描写や人の動き、心理描写も丁寧にかかれていた。

食事のシーンや町並みも、西洋文化を調べて設定されているのがよく分かる話だった。

ただ、王道的な話によくある、主人公が無駄に悩むシーンや、不思議キャラが現れて主人公に覚悟がないとかいうシーンもあり、そのへんがイラッとする人も多いのではないだろうかと思う。

また、絵が最近のラノベ風でなく、どちらかと言うと児童向けに近い雰囲気があるため、その辺でも損をしている気がする。

あと、この巻のあとがきで書かれているのだが、作者がヒロインとイチャイチャするシーンが苦手なため、女キャラよりも男キャラがよく出てくるというのも不人気に原因なのかもしれない(笑)。